あなたに何かあったとき

　障がい者家族のいるあなたは、

（１）あなたとお子さんの安心・安全のためにこれからのライフプランを
立てておくことが必要です。
あなたとお子さんの財産がどのくらいあるか。
年金収入がどれくらいか？
そして、あなたとお子さんのことを記したエンディングノートを作りましょう。
・緊急なことがあったとき
・あなたが入院したら（尊厳死宣言）
・入院費・保険・お子さんの対応ショートスティなど
・あなたが突然死んだら（死後の事務委任・葬儀・墓）
・お子さんの入所、後見人などの対応　
など、できるだけ書いておきましょう。不安を安心にかえます。　　　　　　　　　

（２）万が一、あなたに不安なことがあれば、
早急に、そして、真剣に詳しく、福祉関係者に相談しましょう。
お母さんの体調が悪くなってから、急にお子さんの入所を希望しても、
なかなか見つからないことも多く、都外になるだけでなく、
お子さんに見合う施設に入れないかもしれません。
早めに希望を相談すれば、グループホームや入所施設の空きも
相談にのってもらえるかもしれません。
施設費用なども心配だと思いますが障害年金や手当で
おおよそ賄えることがほとんどです。相談してください。

（３）そして、あなたのことです。
いざというとき、頼りになる病院を見つけておきましょう。
健康診断を受けて、いいところを探しましょう。
入院しても、高額医療が使えるので、
今、あなたが不安に思うほどお金はかからないかもしれません。
→高額医療

そして、以前と違って、寝間着、タオルなど、日常品は、
日割りでレンタルしてくれるので、洗濯の必要はありません。
必要なのは、100円玉や、1000円札、自販機には行けるといいですよね。

介護施設は、事前に見学ができます。
もちろん、ご家庭で、訪問介護を受けることもできます。
入所施設には、
グループホーム・特養・サービス付き高齢者住宅・有料老人ホームなどがあります。
子供にお金がかかるから、親はかけられないと思いがちですが、
あなたの預金額や、年金収入によって、介護保険負担額の割合が高くなることもあり、
痛しかゆしです。
→介護保険

いづれにしても、あなたが貯めたお金は、お子さんのためだけではないことは、
心の片隅にとどめておいてください。
何かあったときには、あなたのための介護保険や医療費に使ってください。
あなたがお金を使ったから、その後のお子さんの生活に支障が起こることは
まず、ありません。